プライドを置いて渡る橋 🌈猩々緋
太鼓橋
遠くから見ると、太鼓橋はかわいらしい。
神社仏閣にある反橋は、
地上の人間と神仏の世界を結ぶ橋。
そして、俗界から神域へ入る前に、
心身を清める意味もあるそうです。
神社や日本庭園の池に架かった橋は何度も渡ったことがあります。
でも、ある古い神社で見上げた太鼓橋は違いました。
「これは、穢れを祓うのは簡単じゃないぞ。」
そんなことを思ってしまうほど急勾配。
昔の人は、
着物や袴に草履でどうやって登ったのでしょう。
裸足になって、
裾を端折って、
這いつくばるように登ったのかもしれません。
そう考えると、太鼓橋はただの橋ではなく、
プライドを置いていく場所。
筋力も、
諦めない心も試される橋。
神仏に近づくということは、
自分を大きく見せることではなく、
小さくなれることなのかもしれません。
……とはいえ。
身の程知らずの私は、
「登ってみたい」という気持ちが沸々と湧いてきました。
侵入禁止で良かった。😁
橋は渡れなかったけれど、
少しだけプライドは置いてこられた気がした。

