【朝凪彩月】笑顔になれないのは、頑張ってきた証かもしれない
こんにちは。
朝凪彩月(あさなぎ あづき)です。
笑い方を忘れてしまったあなたへ
よく笑う人と、あまり笑わない人。
どちらが好きですか?
おそらく多くの人は、
「よく笑う人」
と答えるでしょう。
笑顔には、不思議な力があります。
周りを明るくしたり、
人を安心させたり、
自然と人を惹きつけたりする力です。
みんな笑顔が好きなのに、
なぜか自分自身は笑っていない。
笑いたいのに笑えない。
そんな人もいます。
先日、鑑定に来られた女性もそうでした。
とても物静かで、
おとなしい印象の方です。
ご相談内容は、
仕事のことや、
実家から独立したいということ。
どこにでもあるような、
ごく普通のお悩みでした。
お話を伺っている間、
ひとつ気になったことがありました。
来られた時からずっと、
彼女の表情がほとんど変わらないのです。
怒っているわけでもない。
悲しそうなわけでもない。
ただ、感情が表に出てこない。
そんな印象でした。
命式を拝見すると、
感情を外に出さないというより、
出しにくい方でした。
感情がないわけではありません。
むしろ内側には、
マグマのような強い思いを秘めています。
けれどそれを表現するための扉が、
重い土の気によって固く閉ざされている。
そんな命式だったのです。
それでも彼女の笑顔を見てみたいと思い、
少し気になって尋ねてみました。
「最近、思い切り笑ったことはありますか?」
すると彼女は、
少し考えてから答えました。
「ほとんど笑ったことがないです」
「私、うまく笑えなくて……」
とおっしゃいました。
「よかったら、一度笑ってみてください」
とお願いしてみました。
彼女はぎこちなく口元を上げます。
慣れていないことが伝わってくるような、
どこか不器用で、
でもとても素直な笑顔でした。
その姿を見て、
いつか心の底から
自然に笑える日が来たらいいな、
そんなことを思いました。
お帰りになる時、
私はこうお伝えしました。
「今度は笑顔で来てくださいね」
彼女は少し照れたような表情を浮かべながら、
帰っていかれました。
けれど、
彼女がお帰りになった後も、
なぜかその姿が心に残っていました。
そしてふと思ったのです。
彼女は笑えない人なのではなく、
ずっと
頑張り続けてきた人なのかもしれない、
と。
「まずは笑うことから始めましょう」
そう伝えたけれど、
真面目な彼女にとっては、
笑うことさえ
新しい宿題になってしまったかもしれない。
頑張り屋さんほど、
笑顔まで努力で手に入れようと
してしまうことがあります。
でも、本当はそうではないのですよね。
次に彼女が来てくれた時は、
まずこう伝えたいと思っています。
「今まで本当によく頑張ってきましたね」
と。
張り詰めた心は、
無理に緩めようとしなくてもいい。
まずは自分を責めることをやめて、
少しだけ自分を労ってあげること。
心からの笑顔は、
頑張って作るものではなく、
そんな時間の先に、
自然と戻ってくるものだからです。
だからもし今、
笑うことができなくても、
焦らなくて大丈夫。
あなたの笑顔は、
きっとまた戻ってくると信じています。
笑顔は探しに行くものではなく、
心が安心した時に、
そっと帰ってくるものなのかもしれません。

