175年の時を経て ⏳猩々緋⌛️
余白があると、世界が見える。
昔の人は、忙しい中でもお茶を飲み空や動物や植物を眺めたりした。
いつもと違う景色から未来を予測した。
燕の巣の長さや、蜂の巣の位置。
落ち着かない動物。
例年より早く咲く花。
日が暮れる前にも雲行きを見て明日の天気を予想。
時間に追われている現代人は、震災や天災で強制的に日常が止まったとき、周囲の人間を見る。
困っている人を助けたい衝動。
助け合いの連帯感。
175年以上前の、たった一枚の瓦版に描かれた怪異が、
2020年、もう一度人々の前に現れた。
その瓦版は弘化3年(1846年)4月中旬のもの。
海中から光るものが現れ、役人が見に行くとアマビエを名乗った。
「當年より六ヶ年之間 諸国豊作也 併 病流行」
(その年から6年間、諸国が豊作になる。
ただし病気が流行する。)
そして、『早々私を写し、人々に見せよ』
という内容を告げて海へ戻った、と記録されている。
2020年に、京都大学が所蔵画像をオープンアクセスで公開していたこともあって、一気に再発見されたようです。
(京都大学自身も、コロナ禍にアマビエ画像の利用が急増したことを記録しているらしい。)
早々私を写し、人々に見せよ
豊作だから安心ではなく、
豊作だからこそ気をつけることもある
と、共有した方がいいよー
豊作なら当然、収穫物が増える。
保存・乾燥・貯蔵・水・衛生……
食べ物を「採る」だけでなく「どう管理するか」が重要になるからね。
見せる時は、何の絵か説明もする。
逆も然り。悪いことばかりじゃ無いよ、良いこともあるさ。
深いね。
白い蛇、白い狐などの突然変異体をも神の使いと崇め、受け入れる日本が好き。
あなたも、あなたも、自覚以上に優しいと思う。

