
【しゅおん あかね】ルノルマンカード 4.家
ルノルマンカード「家」──
歴史の風を感じて読み解く
こんにちは。
今日も歴史の風を感じながら、ルノルマンカードについてお話ししてみようと思います。
今回ご紹介するのは、ルノルマンカードの4番、「家」についてです。
「家」は、「安心」「家庭」「住まい」といったキーワードで知られるカード。
ほっとできる場所、誰にも見せない自分でいられる空間――
「家」は、私たちにとってとても大切な存在ですよね。
しかし、ルノルマンカードが誕生した19世紀のフランスにおいて、
「家」は今の私たちと同じ意味を持っていたのでしょうか?
当時の背景を知ることで、
「家」のカードが持つ深いメッセージが見えてくるかもしれません。
昔の「家」は、自分のものではなかった?
ルノルマンカードが生まれたのは19世紀のフランスです。
その少し前、フランス革命の時代――
当時、「家」は自分で選べるものではありませんでした。
土地や建物の多くは、ごく一部の貴族や教会の所有物。
大多数を占める農民や職人たちは、そこに“住まわせてもらっていた”立場だったのです。
つまり、「家」とは帰る場所ではあっても、「所有できるもの」ではありませんでした。
革命がもたらした、“家を持つ”という新しい夢
そんな中で起きたのが、1789年のフランス革命です。
この革命によって、王権や貴族の特権が廃され、多くの土地や建物が国有化されました。
その土地は一般に売り出され、お金や仕事を持つ市民が土地を手にし始めます。
やがてナポレオンによって、
「家は個人の財産として守られるべきもの」という理念が法律に明記されるのです。
この出来事は、市民が初めて「家を手に入れて守る」ことを現実的な目標とし始める、
歴史的な転換点となりました。
「家」が人生の目標となった時代
19世紀に入ると、都市が拡大し、
商人や職人、公務員、医師といった「働くことで生活を築く人々」が増加します。
彼らにとって「家を持つこと」は、人生の大きな目標でした。
努力してお金を貯め、自分の家を建てる。
家族と共に住み、次の世代へと受け継いでいく。
それは単なる「住む場所」ではなく、夢や希望をかたちにしたものだったのでしょう。
「家」のカードが伝えるもの
ルノルマンカードの「家」は、「安心」や「日常」を表すだけではありません。
それは、
人が手に入れたいと願うもの
守りたいと感じるもの
心の中の「よりどころ」
そんな、人生の核となる想いを象徴しているのかもしれません。
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ほしよみ堂/占い師
朱音朱(しゅおん あかね)
タロットカード、数秘術、をメイン占術として鑑定しています。
得意技は筋肉反射テストです。
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