
«華月»【88】思念の伝播
ふとした瞬間に、こんなことを感じたことはありませんか?
「なんとなく、あの人に嫌われてる気がする」
「今まさに連絡しようとしてたのに、相手から来た!」
「表情は穏やかでも、空気がピリッとしてる」
そういう時はほぼほぼ念が飛んでます。
「思念(しねん)」とは、心の中で生まれる想いや感情です。
言葉にはしていなくても、
私たちは日々、感情の波を無意識に発信し、
そしてまた受け取っています。
スピリチュアル的に言えば、
思念はエネルギーとなって空間を越えて、
人と人とを繋いでいます。
急に会わなくなった友達や気になる人が意識に上がったり、
なんとなく気分が落ちる時、その原因が誰かの念だったり、
もしくは自分が念を飛ばしてるなんてこともあります。
遠く離れていても、家族の不調を感じ取ること等、
これらは偶然ではなく、
エネルギーとしての思念が確かに届いている証拠です。
特にエンパス体質や敏感な人ほど、
こうした微細なエネルギーのやり取りを
日常的に感じやすい傾向にあります。
特にネガティブな思念は、想像以上に重いです。
誰かに対して怒りを抱いたとき、
表面では優しく振る舞っていても、
内心抱いているネガティブな思考は念として飛びます。
また、執着や不安、依存といった重たいエネルギーも、
知らず知らずのうちに相手の心を圧迫することがあります。
どんなに取り繕ってもエネルギーは素直です。
だからこそ「今、自分はどんな想いを発しているか」
そこに意識を向けることがとても大事です。
どんな思いを頂いているのか、
それは自分の為?誰かの為?
それによってやっぱり未来も変わります。
どうせ届けるなら自分も相手も気分良い方がいいと思いませんか?
愛や祈り、感謝の思念は、とても強くて優しいエネルギーです。
誰かを想うときに「幸せでありますように」と願うと良いです。
そんな簡単にそんなこと思えないかもしれないけど、
そんな風に思えた自分に「よく頑張ってる」って褒めてあげて下さい。
それだけで、エネルギーが軽くなります。
思念は、良くも悪くも世界を動かします。
言葉にしなくても、あなたの想いは誰かに届いている。
怒りや不安も、愛や願いも、
全部、エネルギーとして伝わり、誰かの感情や行動に影響を与えている。
だからこそ、気を付けないといけない。
必要以上に気にする必要もないけど、
自分の心の中が整っていれば、
それだけで周りに優しいエネルギーが循環します!